2013年 07月 24日
アフリカの日本地デジ放送 |
文藝春秋誌の8月号に、以前,このブログで紹介した南米の地デジ放送普及についての記事が掲載されていた。(以前の私のブログは下記です)
http://sakuraimac.exblog.jp/14974011/
当時の総務省の寺崎審議官が,欧州勢と熾烈な政治闘争を闘って勝利した様子が記載されており、メジャーな一般雑誌に,この事情が載ったのを見て感慨が深かった。
総務省は,南米での成功の後,アフリカにも日本方式を普及させたいとの意向を表明していたが,最近のNHKニュースで,総務大臣がボツワナの公共政策担当相と会談を行い,アフリカでの地デジ放送への援助の話がなされたことが報道されていた。
国連による世界の人口予測では,今後はアフリカの人口増加が際立っているそうである。2100年には世界総人口は109億人になるが,他の国々は現状維持あるいは減少傾向にあるのに対して,現在人口10億人のアフリカは40億人に増加する見込みだそうである。その結果,アジアとアフリカで,何と世界の人口の90%になるとの予測である。
豊富な資源と人口増加を見越して,中国が国を挙げてアフリカに進出していることが最近話題となっている。一方,日本のほうは,中々,進展はなく,また現地の駐在日本人が治安の悪さの犠牲になったなどと明るい話題がない。
そうした中で,日本のデジタルTV方式をアフリカの各国に普及させることができるということは,ごく小さな一歩ではあるかもしれないが,大変好ましいことだと思う。アフリカの国々にとってはインフラの整備というのは,ひとつの大きな課題である。単に援助金をバラまくのではなく,その国の基盤発展を官民挙げて助けるというのは,日本の将来にとっても大きなプラスになるに違いないと思う。
総務省ならびに関係者の努力を大いに応援したい思いである。
http://sakuraimac.exblog.jp/14974011/
当時の総務省の寺崎審議官が,欧州勢と熾烈な政治闘争を闘って勝利した様子が記載されており、メジャーな一般雑誌に,この事情が載ったのを見て感慨が深かった。
総務省は,南米での成功の後,アフリカにも日本方式を普及させたいとの意向を表明していたが,最近のNHKニュースで,総務大臣がボツワナの公共政策担当相と会談を行い,アフリカでの地デジ放送への援助の話がなされたことが報道されていた。
国連による世界の人口予測では,今後はアフリカの人口増加が際立っているそうである。2100年には世界総人口は109億人になるが,他の国々は現状維持あるいは減少傾向にあるのに対して,現在人口10億人のアフリカは40億人に増加する見込みだそうである。その結果,アジアとアフリカで,何と世界の人口の90%になるとの予測である。
豊富な資源と人口増加を見越して,中国が国を挙げてアフリカに進出していることが最近話題となっている。一方,日本のほうは,中々,進展はなく,また現地の駐在日本人が治安の悪さの犠牲になったなどと明るい話題がない。
そうした中で,日本のデジタルTV方式をアフリカの各国に普及させることができるということは,ごく小さな一歩ではあるかもしれないが,大変好ましいことだと思う。アフリカの国々にとってはインフラの整備というのは,ひとつの大きな課題である。単に援助金をバラまくのではなく,その国の基盤発展を官民挙げて助けるというのは,日本の将来にとっても大きなプラスになるに違いないと思う。
総務省ならびに関係者の努力を大いに応援したい思いである。
by sakuraimac
| 2013-07-24 19:32
| 科学技術
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