2011年 07月 01日
ウィンブルドンテニス |
このところ、NHKの深夜番組で毎晩ウィンブルドンテニスを中継している。日本からは、錦織圭、クルム伊達、土居美咲などが参加して大いに活躍していたが、最高は土居の3回戦までで、残念ながら世界の壁はまだまだ厚いようだ。
ところで、20年前と現代のウィンブルドンテニスを比べると、そこには大きなプレイスタイルの違いがあることに気づく。それは、当時は芝コートにおいて全盛であったサーブアンドボレーが全く姿を消してしまったことだ。当時は、ジョン・マッケンロー、ボリス・ベッカー、ステファン・エドバーグなどのサーブアンドボレーの名手たちが大活躍しており、特に芝コートの貴公子と呼ばれたスウェーデンのステファン・エドバーグのサーブアンドボレーは、芸術品と言えるほど美しかった。
サーブアンドボレーは、強力なサーブで甘く返るリターンを前進してボレーで決めるというゲームパターンであり、ボレーが決まるか、その脇をパッシングで抜かれるかという一発勝負の非常に緊迫感のあるゲームが楽しめた。また、一方では、ストロークの得意な、ビヨルン・ボルグとかジミー・コナーズなどがいて、これらのストローカーとサーブアンドボレーヤーの対決は実に面白かった。
最近のテニスを見ていると、ストロークの威力が増して、ボレーをしようと前進すると、ほとんどの場合抜かれてしまうようだ。それゆえ、必然的にサーブアンドボレーも廃れてしまったのであろう。私は、テニス選手でも専門家でもないので、何故、ストロークの威力が増してきたのかはよく分からない。ラケットの性能向上のせいなのか、プレーヤの身体能力が増して、自分で球のエネルギーを作り出すストロークの威力が大きくなったためなのだろうか。「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」という本を見つけて読んだことがあるが、そこにも明解な答えは書かれていなかった。
いずれにしても、ストロークが延々と続く今のテニスは、何か退屈で、正直言ってシロウトにはあまり面白くない。テニスの試合をエンターテイメントとして見たときに、そこに意外性とか、ワクワクする緊張感とか、ほれぼれするような美技といったものを、ほとんど見いだすことができないのである。
シロウトのあさはかな考えで、関係者からはおこられるかもしれないが、用具とかルールのちょっとした改正などで、昔のワクワクするような、美しいサーブアンドボレーの試合が再現されて、それをもう一度見てみたいと思うのは私だけであろうか。
蛇足であるが、以前、イワン・レンドルという強烈なストローカーがいて、「自分のやっていることはただ単に来た球を思いっきり相手コートに打ち返すだけだ。」と言っていたが、それでは、あまりに単純すぎて観客としては面白くはないのではないだろうか。レンドルは、戦績の割には何故か人気がなく、世界の3大大会は制したが、悲願のウィンブルドン大会だけはどうしても勝てなかった。(私は彼は嫌いではなかったが)
ところで、20年前と現代のウィンブルドンテニスを比べると、そこには大きなプレイスタイルの違いがあることに気づく。それは、当時は芝コートにおいて全盛であったサーブアンドボレーが全く姿を消してしまったことだ。当時は、ジョン・マッケンロー、ボリス・ベッカー、ステファン・エドバーグなどのサーブアンドボレーの名手たちが大活躍しており、特に芝コートの貴公子と呼ばれたスウェーデンのステファン・エドバーグのサーブアンドボレーは、芸術品と言えるほど美しかった。
サーブアンドボレーは、強力なサーブで甘く返るリターンを前進してボレーで決めるというゲームパターンであり、ボレーが決まるか、その脇をパッシングで抜かれるかという一発勝負の非常に緊迫感のあるゲームが楽しめた。また、一方では、ストロークの得意な、ビヨルン・ボルグとかジミー・コナーズなどがいて、これらのストローカーとサーブアンドボレーヤーの対決は実に面白かった。
最近のテニスを見ていると、ストロークの威力が増して、ボレーをしようと前進すると、ほとんどの場合抜かれてしまうようだ。それゆえ、必然的にサーブアンドボレーも廃れてしまったのであろう。私は、テニス選手でも専門家でもないので、何故、ストロークの威力が増してきたのかはよく分からない。ラケットの性能向上のせいなのか、プレーヤの身体能力が増して、自分で球のエネルギーを作り出すストロークの威力が大きくなったためなのだろうか。「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」という本を見つけて読んだことがあるが、そこにも明解な答えは書かれていなかった。
いずれにしても、ストロークが延々と続く今のテニスは、何か退屈で、正直言ってシロウトにはあまり面白くない。テニスの試合をエンターテイメントとして見たときに、そこに意外性とか、ワクワクする緊張感とか、ほれぼれするような美技といったものを、ほとんど見いだすことができないのである。
シロウトのあさはかな考えで、関係者からはおこられるかもしれないが、用具とかルールのちょっとした改正などで、昔のワクワクするような、美しいサーブアンドボレーの試合が再現されて、それをもう一度見てみたいと思うのは私だけであろうか。
蛇足であるが、以前、イワン・レンドルという強烈なストローカーがいて、「自分のやっていることはただ単に来た球を思いっきり相手コートに打ち返すだけだ。」と言っていたが、それでは、あまりに単純すぎて観客としては面白くはないのではないだろうか。レンドルは、戦績の割には何故か人気がなく、世界の3大大会は制したが、悲願のウィンブルドン大会だけはどうしても勝てなかった。(私は彼は嫌いではなかったが)
by sakuraimac
| 2011-07-01 12:55
| スポーツ
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Comments(2)
ダブルスも見ていて面白いですね。
週刊少年マガジンに連載中の「Baby Steps」という漫画ですが、
最近のテニス漫画にしては珍しく
非常に現実的でメンタル面の描写が面白いのでオススメです。
週刊少年マガジンに連載中の「Baby Steps」という漫画ですが、
最近のテニス漫画にしては珍しく
非常に現実的でメンタル面の描写が面白いのでオススメです。
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Michaelさん、
ダブルスは、サーブアンドボレーの応酬の世界ですね。ウィークエンドプレーヤの大半はダブルスしかやる機会がないと思うので、私の感想はけっこう支持してもらえるのではないかと思ってます。
漫画というえば、数年前、テニス教室に通っていたときに、コーチが「テニスの王子さま」のおかげで生徒数が増えたと喜んでいました。
「ヒカルの碁」で碁に関心を持つ人が増え、「のだめカンタービレ」でクラシック音楽の愛好者が増える。漫画の若い人々に与える影響力というものに驚いています。
(誰か、理工系あるいは電子工学科の人気が高まるような漫画を書いてくないかなあ・・・)
ダブルスは、サーブアンドボレーの応酬の世界ですね。ウィークエンドプレーヤの大半はダブルスしかやる機会がないと思うので、私の感想はけっこう支持してもらえるのではないかと思ってます。
漫画というえば、数年前、テニス教室に通っていたときに、コーチが「テニスの王子さま」のおかげで生徒数が増えたと喜んでいました。
「ヒカルの碁」で碁に関心を持つ人が増え、「のだめカンタービレ」でクラシック音楽の愛好者が増える。漫画の若い人々に与える影響力というものに驚いています。
(誰か、理工系あるいは電子工学科の人気が高まるような漫画を書いてくないかなあ・・・)

