2011年 07月 22日
KARA |
大学教員には、高校へ行って模擬授業を行うという仕事がある。高校生に大学とはどんなところかを体験させるのが目的である。面倒だなと思うときもあるが、私は、これは大学の宣伝を兼ねた営業活動の一環と割り切ってやっている。(もちろん高校生に夢を持たせるという責任意識は持っているが。)
先日も、某高校へ出かけて、理工系志望者2年生40名ばかりを前に話をしてきた。今の高校生はおとなしく、あまり反応がない。「化学はもうやってるの? 物理は3年生からかな?」とたずねても、シーンとしている。「PCでインターネットをやったことがある人は手を上げて」と言うと、何人かが遠慮がちにちょこっと手を上げる。「もっと高く上げて」と催促すると、やっとほぼ全員が手をあげる。この覇気のなさは何なのだろうかと思ってしまう。
大学の説明をしたあと、専門の話をスライドを使って易しく説明する。そろそろあきてくる頃を見計らって、iPad を取り出して、地デジのワンセグアダプタを付けて、iPad でもテレビが映りますと言って、生徒の間を回して手に取って見られるようにする。そこでも反応は今ひとつ。理工科系をめざすのなら、iPad に触れたら、もっと興味を持った顔をしてよさそうにと思うのだが。
一通り説明を終えて、最後に「何か聞きたいこととかありませんか?」とたずねても、予想どおりシーンと沈黙。これで終わるのもシャクなので、WiMAX のBox を取り出してスイッチを入れる。幸いにも電波の状態は良好なので、iPad に無線接続してYou tube の「KARAのミスター」をボリューム一杯に上げて映し出す。
と、今まで沈黙していた生徒たちから一斉に歓声があがった。今まで借りて来た猫のようであった生徒たちの目が生き生きとして、皆がじっと私の手元を見つめている。ウーム、KARAの威力、恐るべし。予想をはるかに超えた反応に、私のほうも面くらってしまった。
次回からは、最初にKARAの映像をじっくり見せてから授業をスタートしようかとも一瞬思った。私の勤めている大学とKARAは何の関係もないので、誇大広告かもしれないが、営業活動に誇大広告はつきものである。私自身、KARAのファンでもあるので、特に問題はないであろうと思った。
そういえば、以前、酒井法子が介護を学ぶために入学した大学が、そのことを宣伝に使っていたことを思い出す。芸能人の効果というものは絶大である。知の殿堂である大学がそれでいいのかという議論もあるだろうが、大学も大衆化し、経営という観点も切実な重要課題となってから久しい。
教育・研究における地道な努力はもちろん大切だが、こうした軽いノリの宣伝も必要なのだろうかなと思った次第である。(ただ、そういうことは学生にまかせておけばよく、わざわざ教員が率先してやるべきものではないという考えも頭をよぎらないではない。父親より年上の大学教授が、嬉しそうにKARAの映像を高校生に見せているのも、考えてみれば、ちょっと気持ちの悪い話かもしれないし・・・。)

先日も、某高校へ出かけて、理工系志望者2年生40名ばかりを前に話をしてきた。今の高校生はおとなしく、あまり反応がない。「化学はもうやってるの? 物理は3年生からかな?」とたずねても、シーンとしている。「PCでインターネットをやったことがある人は手を上げて」と言うと、何人かが遠慮がちにちょこっと手を上げる。「もっと高く上げて」と催促すると、やっとほぼ全員が手をあげる。この覇気のなさは何なのだろうかと思ってしまう。
大学の説明をしたあと、専門の話をスライドを使って易しく説明する。そろそろあきてくる頃を見計らって、iPad を取り出して、地デジのワンセグアダプタを付けて、iPad でもテレビが映りますと言って、生徒の間を回して手に取って見られるようにする。そこでも反応は今ひとつ。理工科系をめざすのなら、iPad に触れたら、もっと興味を持った顔をしてよさそうにと思うのだが。
一通り説明を終えて、最後に「何か聞きたいこととかありませんか?」とたずねても、予想どおりシーンと沈黙。これで終わるのもシャクなので、WiMAX のBox を取り出してスイッチを入れる。幸いにも電波の状態は良好なので、iPad に無線接続してYou tube の「KARAのミスター」をボリューム一杯に上げて映し出す。
と、今まで沈黙していた生徒たちから一斉に歓声があがった。今まで借りて来た猫のようであった生徒たちの目が生き生きとして、皆がじっと私の手元を見つめている。ウーム、KARAの威力、恐るべし。予想をはるかに超えた反応に、私のほうも面くらってしまった。
次回からは、最初にKARAの映像をじっくり見せてから授業をスタートしようかとも一瞬思った。私の勤めている大学とKARAは何の関係もないので、誇大広告かもしれないが、営業活動に誇大広告はつきものである。私自身、KARAのファンでもあるので、特に問題はないであろうと思った。
そういえば、以前、酒井法子が介護を学ぶために入学した大学が、そのことを宣伝に使っていたことを思い出す。芸能人の効果というものは絶大である。知の殿堂である大学がそれでいいのかという議論もあるだろうが、大学も大衆化し、経営という観点も切実な重要課題となってから久しい。
教育・研究における地道な努力はもちろん大切だが、こうした軽いノリの宣伝も必要なのだろうかなと思った次第である。(ただ、そういうことは学生にまかせておけばよく、わざわざ教員が率先してやるべきものではないという考えも頭をよぎらないではない。父親より年上の大学教授が、嬉しそうにKARAの映像を高校生に見せているのも、考えてみれば、ちょっと気持ちの悪い話かもしれないし・・・。)

by sakuraimac
| 2011-07-22 12:22
| 教育・大学
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Comments(1)
大学の先生がKARAのファンでも、ちっともかまわないと思います。
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