2011年 08月 26日
青葉かおりとCrazy Stone |
梅沢由香里(現姓吉原)は、囲碁界では美人として有名な女流棋士である。美貌もさることながら実力もあり、2007年には女流棋聖タイトルを獲得し、3年間の防衛を果たした。タレント並みのルックスを買われてスズキアルトのテレビ広告にも起用されているので、一般のひとでも知っている人はいると思う。
http://www.youtube.com/watch?v=xYI-ZDA9YP8
日曜日の午後に教育テレビで、NHK杯囲碁トーナメントが放送されているが、ときたま彼女が出場することがある。大体1回戦で敗退するのだが、このトーナメントに出場できるというだけでも相当な実力の持ち主であるということである。たまたま見かけたときは、テレビの前に座り込んで一生懸命を応援している自分を発見する。世の中の大多数の視聴者もそうであろうから、対戦をする男性棋士もさぞかしやりにくいだろうとつい同情してしまう。
この大人気の梅沢由香里の後を継いでNHK囲碁番組の案内役を務めたのが、青葉かおりである。彼女も清楚な美人であり人気があった。名古屋の旭丘高校出身で、つい最近まで、週刊新潮のコラム記事「次の一手」を執筆しており、名古屋弁丸出しの愉快な記事を書いていた。
青葉かおりで思い出すのが、2008年の情報処理学会・電子情報通信学会の合同会議 FIT において、企画された特別イベントである。当時世界最強とされていたコンピュータ囲碁プログラム Crazy Stone と青葉かおり四段との公開対局が行われた。お堅い学会も中々粋なことを企画するものだと感心しながら、見学に出かけた。
青葉プロに対して、コンピュータが8子置くハンディ碁であったが、一体どのくらいコンピュータは強いのか、非常に興味を持って観戦した。最初から中盤にかけては青葉四段が優勢であり、人間の碁であればコンピュータ側の投了という雰囲気であった。ところが、Crazy Stone は、終盤において驚異的なねばり腰と強さを発揮して、結果はCrazy Stoneの中押し勝ちに終わる。そのときの様子の学会報告と青葉さんご自身の対戦記が以下に公開されている。
http://homepage1.nifty.com/ta_ito/fit2008/fit2008-igo.html
http://homepage1.nifty.com/ta_ito/fit2008/aoba_kaori_jisenki.pdf
青葉かおりを応援していた自分(他の人もそうであったろう)としては大変残念であったが、一方では、コンピュータ囲碁というのは、まだこの程度の段階までしか来ていないのかという安心感も持った。同席した王銘宛九段の意見でもアマチュア2段くらいの実力だろうという評価であった。
チェスでは、コンピュータに世界チャンピオンが何度も敗れているし、将棋の分野においては、人間の高段者と互角の勝負に近づきつつあるそうだ。囲碁だけが、まだまだ、コンピュータは人間の知恵には遠くおよばないという状況である。
私も、下手ながらネットからフリーの囲碁ソフトをダウンロードして、時々遊んでいる。その時感ずるのは、詰め碁とか計算のできるヨセのような論理的場面には強いのだが、模様とか厚みとかばくぜんとした感覚的なものにはコンピュータは弱いということである。論理では説明できない感覚というものは、プログラミングのアルゴリズムを考案するのが極めて困難なためではないかと推測される。
これからも、コンピュータエンジニア達の囲碁プログラム開発へのあくなき挑戦は続いていくのであろう。ただ、梅沢由香里や青葉かおりのようなプロ棋士を互先で破るような囲碁ソフトは、まず当分は現れることはなさそうである。
__ 梅沢由香里 ___________ FIT会場 ____________ 青葉かおり_


http://www.youtube.com/watch?v=xYI-ZDA9YP8
日曜日の午後に教育テレビで、NHK杯囲碁トーナメントが放送されているが、ときたま彼女が出場することがある。大体1回戦で敗退するのだが、このトーナメントに出場できるというだけでも相当な実力の持ち主であるということである。たまたま見かけたときは、テレビの前に座り込んで一生懸命を応援している自分を発見する。世の中の大多数の視聴者もそうであろうから、対戦をする男性棋士もさぞかしやりにくいだろうとつい同情してしまう。
この大人気の梅沢由香里の後を継いでNHK囲碁番組の案内役を務めたのが、青葉かおりである。彼女も清楚な美人であり人気があった。名古屋の旭丘高校出身で、つい最近まで、週刊新潮のコラム記事「次の一手」を執筆しており、名古屋弁丸出しの愉快な記事を書いていた。
青葉かおりで思い出すのが、2008年の情報処理学会・電子情報通信学会の合同会議 FIT において、企画された特別イベントである。当時世界最強とされていたコンピュータ囲碁プログラム Crazy Stone と青葉かおり四段との公開対局が行われた。お堅い学会も中々粋なことを企画するものだと感心しながら、見学に出かけた。
青葉プロに対して、コンピュータが8子置くハンディ碁であったが、一体どのくらいコンピュータは強いのか、非常に興味を持って観戦した。最初から中盤にかけては青葉四段が優勢であり、人間の碁であればコンピュータ側の投了という雰囲気であった。ところが、Crazy Stone は、終盤において驚異的なねばり腰と強さを発揮して、結果はCrazy Stoneの中押し勝ちに終わる。そのときの様子の学会報告と青葉さんご自身の対戦記が以下に公開されている。
http://homepage1.nifty.com/ta_ito/fit2008/fit2008-igo.html
http://homepage1.nifty.com/ta_ito/fit2008/aoba_kaori_jisenki.pdf
青葉かおりを応援していた自分(他の人もそうであったろう)としては大変残念であったが、一方では、コンピュータ囲碁というのは、まだこの程度の段階までしか来ていないのかという安心感も持った。同席した王銘宛九段の意見でもアマチュア2段くらいの実力だろうという評価であった。
チェスでは、コンピュータに世界チャンピオンが何度も敗れているし、将棋の分野においては、人間の高段者と互角の勝負に近づきつつあるそうだ。囲碁だけが、まだまだ、コンピュータは人間の知恵には遠くおよばないという状況である。
私も、下手ながらネットからフリーの囲碁ソフトをダウンロードして、時々遊んでいる。その時感ずるのは、詰め碁とか計算のできるヨセのような論理的場面には強いのだが、模様とか厚みとかばくぜんとした感覚的なものにはコンピュータは弱いということである。論理では説明できない感覚というものは、プログラミングのアルゴリズムを考案するのが極めて困難なためではないかと推測される。
これからも、コンピュータエンジニア達の囲碁プログラム開発へのあくなき挑戦は続いていくのであろう。ただ、梅沢由香里や青葉かおりのようなプロ棋士を互先で破るような囲碁ソフトは、まず当分は現れることはなさそうである。
__ 梅沢由香里 ___________ FIT会場 ____________ 青葉かおり_



by sakuraimac
| 2011-08-26 05:25
| 娯楽・趣味
|
Comments(4)
将棋はたまにネットでやったりするのですが,囲碁はルールがわかりません・・・漫画が流行った際に,覚えてみたいと思ったのですが,如何せん難しくて(´ε`;)ウーン…将来のためにも時間を見つけて,初心者向けのサイトで勉強したいと思います.
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ポン骨さん、
ひさしぶりのコメントありがとうございます。「ヒカルの碁」はずいぶんと囲碁の人気を高めたようですね。梅沢由香里さんが監修してました。
You tube を探すと彼女の初心者向け解説映像がたくさんありますよ。(教師が美人だと理解も早まるのでは?)
ひさしぶりのコメントありがとうございます。「ヒカルの碁」はずいぶんと囲碁の人気を高めたようですね。梅沢由香里さんが監修してました。
You tube を探すと彼女の初心者向け解説映像がたくさんありますよ。(教師が美人だと理解も早まるのでは?)
梅沢さんの wiki を見てみたら,夫が元Jリーガーの吉原慎也さんだったことに驚きました.ちょうどJリーグをよく見てた頃に活躍されていた方だったため,記憶に残っています.
梅沢さんはDSでやさしい囲碁なるものを出しているようですので,ちょっと探してみたいと思います笑
梅沢さんはDSでやさしい囲碁なるものを出しているようですので,ちょっと探してみたいと思います笑

