2012年 05月 26日
ジョブスの遺言 |
iPhone と iPad という大ヒット商品を創出したスティーブ・ジョブスが、生前に、「想像し得る最もシンプルなテレビのユーザインターフェース、私はついにそれを解決した。」と述べたことから、Apple社によるiTVが今年中にも発表されるかもしれないという憶測が昨年からずっと続いている。
業界の人々は、スマートフォン、スマートタブレットPC、スマートTVを、スマート3兄弟と呼んでいる。 前者の2つは、Apple社が大成功を収めその市場の急拡大に先鞭をつけた。しかしながら、3番目のスマートTV については、新ビジネスへ期待感と、古いテレビという形態への懐疑感から議論が百出している。
家電の華やかなスターの座から、この1年で突如として日本メーカの業績悪化の戦犯にまで没落してしまったテレビ、その将来をどう見るかということにも関連して、スマートTVの議論が盛り上がっている。
保守的な私としては、スマートTVには正直かなり疑問を持っていたのだが、5/21にインターネット上で公開された、下記のLeapmotion 社の画像を見て、少し考えが変わった。
http://www.leapmotion.com/
手の指の動きにあわせて画面を遠隔操作するというものであるが、実によくできている。このYou tube 画像は、すぐに話題となり、発表後の2日間でアクセス数が200万件を超えた。いかに人々の関心を引いたかがわかる。
手に密着するスマホやタブレットは、離れたところからの操作は不要で、むしろキーボードを接続するとより使い勝手がよくなるという声さえある。ところが、ソファに寝そべって離れて見るテレビにとっては、離れたところからの簡易な遠隔操作は極めて魅力的である。
Leapmotion 社の映像を見ていると、従来のテレビとは全く違ったテレビのイメージが涌いてくる。テレビがスマートになるというよりは、むしろ新しい商品分野の創出の可能性さえ感じさせる。
そこで使われているテレビモニタもMACのしゃれた大型ディスプレイなので、AppleTVを連想させる。ひょっとしたら、ジョブスの遺言が本当に実現されてしまうかもしれないと、大いに期待をいだかせるものがある。
気の狂いそうなリモコンのボタン操作ではなく、指1本で、画面を遠隔クリックして、あらゆるソースの映像をテレビ上で見ることができるようになるのなら、個人的には3万円のテレビが10万円になっても買いたいと思う。(家内の賛同を得られるかどうかは別として)
スマートTVに関しては、放送・通信の議論から、著作権、課金、と様々な問題点が議論されるが、結局はユーザインターフェースがすべての起点になると感ずる。ユーザがこれは便利で心地よいと感じて支持すれば、他のすべての問題点は、皆がそれぞれ自ら利害調整をせざるを得なくなり、自然と解決されていくような気がする。(それがTVに組み込まれるのか、既存のスマホとかタブレットとの連携で実現されるのかは色々解が提案されているところであるが・・・)
百の議論より、ひとつの映像、Leapmotion 社の映像は、そうしたインパクトを持っている。遠隔操作が快適に動くまでにはまだまだ技術課題も多いであろうが、テレビの進化の可能性を大いに感じさせられた次第である。
<追記>たまたま、昨日、日経BP社主催のセミナー「スマートTVサミット」に出席して色々な識者の議論を聴いてきたが、ますますその感は深まる思いである。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/SEMINAR/20120419/213810/
業界の人々は、スマートフォン、スマートタブレットPC、スマートTVを、スマート3兄弟と呼んでいる。 前者の2つは、Apple社が大成功を収めその市場の急拡大に先鞭をつけた。しかしながら、3番目のスマートTV については、新ビジネスへ期待感と、古いテレビという形態への懐疑感から議論が百出している。
家電の華やかなスターの座から、この1年で突如として日本メーカの業績悪化の戦犯にまで没落してしまったテレビ、その将来をどう見るかということにも関連して、スマートTVの議論が盛り上がっている。
保守的な私としては、スマートTVには正直かなり疑問を持っていたのだが、5/21にインターネット上で公開された、下記のLeapmotion 社の画像を見て、少し考えが変わった。
http://www.leapmotion.com/
手の指の動きにあわせて画面を遠隔操作するというものであるが、実によくできている。このYou tube 画像は、すぐに話題となり、発表後の2日間でアクセス数が200万件を超えた。いかに人々の関心を引いたかがわかる。
手に密着するスマホやタブレットは、離れたところからの操作は不要で、むしろキーボードを接続するとより使い勝手がよくなるという声さえある。ところが、ソファに寝そべって離れて見るテレビにとっては、離れたところからの簡易な遠隔操作は極めて魅力的である。
Leapmotion 社の映像を見ていると、従来のテレビとは全く違ったテレビのイメージが涌いてくる。テレビがスマートになるというよりは、むしろ新しい商品分野の創出の可能性さえ感じさせる。
そこで使われているテレビモニタもMACのしゃれた大型ディスプレイなので、AppleTVを連想させる。ひょっとしたら、ジョブスの遺言が本当に実現されてしまうかもしれないと、大いに期待をいだかせるものがある。
気の狂いそうなリモコンのボタン操作ではなく、指1本で、画面を遠隔クリックして、あらゆるソースの映像をテレビ上で見ることができるようになるのなら、個人的には3万円のテレビが10万円になっても買いたいと思う。(家内の賛同を得られるかどうかは別として)
スマートTVに関しては、放送・通信の議論から、著作権、課金、と様々な問題点が議論されるが、結局はユーザインターフェースがすべての起点になると感ずる。ユーザがこれは便利で心地よいと感じて支持すれば、他のすべての問題点は、皆がそれぞれ自ら利害調整をせざるを得なくなり、自然と解決されていくような気がする。(それがTVに組み込まれるのか、既存のスマホとかタブレットとの連携で実現されるのかは色々解が提案されているところであるが・・・)
百の議論より、ひとつの映像、Leapmotion 社の映像は、そうしたインパクトを持っている。遠隔操作が快適に動くまでにはまだまだ技術課題も多いであろうが、テレビの進化の可能性を大いに感じさせられた次第である。
<追記>たまたま、昨日、日経BP社主催のセミナー「スマートTVサミット」に出席して色々な識者の議論を聴いてきたが、ますますその感は深まる思いである。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/SEMINAR/20120419/213810/
by sakuraimac
| 2012-05-26 18:43
| 科学技術
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