2016年 11月 25日
大麻 |
少し前になるが、末期がん患者の男性が大麻取締法違反で逮捕・起訴されたことが話題となった(2016年4月)。男性は「全ての医師から見放された中、大麻ががんに効果がある可能性を知り、治療のために自ら栽培し使用したところ症状が劇的に改善した。憲法で保障された生存権の行使だ。」と無罪を主張。その後男性は肝臓がんのため7月に死去し、公訴は棄却されたというものである。
大麻(マリファナ)は、欧州諸国や米国の多くの州において医療用大麻の合法化が進んでいる。直近ではカリフォルニア州で住民投票によって大麻の完全自由化が実現した。毒性や依存性はタバコやアルコール以下という話も聞く。日本だけが、大麻を阿片/ヘロインや覚せい剤並みの麻薬として扱い、栽培・所持・使用を厳しく取り締まっているのは何故なのだろうと素朴な疑問が沸いてくる。(欧州では大麻は麻薬どころかハーブという扱いなのだそうである。)
大麻の毒性や依存性についての医学的な検証はあるのだろうかとちょっと調べてみた。WHOの報告など色々あるが、どれもが依存性や毒性について著しい害毒があるとは述べていない。印象としては、大麻は麻薬ではなく、たばこやアルコールと同程度のものという感じがする。(ニコチン中毒やアル中という言葉は聞くが、マリファナ中毒という言葉はあまり聞かない。)
日本では最近、大麻が脳に害を及ぼすという報告が大阪大学よりあった。
http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2016/20160630_1
大麻の成分であるカンナビノイドが、若いマウスの大脳皮質の大脳皮質神経回路の形成を阻害するというものである。これはこれで立派な学術研究だと思うのだが、薬害を議論する観点からは、同時に若いマウスの頭脳における、ニコチンやカフェインやアルコールの害毒もぜひ知りたい気がする。
大麻取締法は終戦後にGHQの指示で作られたものであり、その薬害については立法の以前も以後においても医学的な検証は全くなされていないようである。欧州ではハーブとまで言われている大麻を麻薬や覚せい剤と同列に位置付け、人々を処罰するのは行き過ぎではないかと思われる。大麻の害毒・薬効の医学的検証を早急に行いつつ、法律の緩和(少なくとも医療目的の場合は許可する)を検討すべきであると思う。
冒頭にあげた末期がん患者には、大麻を吸わせて安らかに逝かせてあげたい、と思うのは私だけではないであろう。
(付記1)この記事を見て誤解された方がおられたので、念のため付記しておきますと、大麻(カンナビノイド)は強い害毒のある覚せい剤(メタンフェタミンなど)とは全く異なるものです。大麻と覚せい剤とを混同されないようにお願いします。
(付記2)欧米では大麻の薬効が確認され末期がん患者の精神的緩和が認められています。せめて、研究用と医療用の大麻は許可すべきだと思います。

大麻(マリファナ)は、欧州諸国や米国の多くの州において医療用大麻の合法化が進んでいる。直近ではカリフォルニア州で住民投票によって大麻の完全自由化が実現した。毒性や依存性はタバコやアルコール以下という話も聞く。日本だけが、大麻を阿片/ヘロインや覚せい剤並みの麻薬として扱い、栽培・所持・使用を厳しく取り締まっているのは何故なのだろうと素朴な疑問が沸いてくる。(欧州では大麻は麻薬どころかハーブという扱いなのだそうである。)
大麻の毒性や依存性についての医学的な検証はあるのだろうかとちょっと調べてみた。WHOの報告など色々あるが、どれもが依存性や毒性について著しい害毒があるとは述べていない。印象としては、大麻は麻薬ではなく、たばこやアルコールと同程度のものという感じがする。(ニコチン中毒やアル中という言葉は聞くが、マリファナ中毒という言葉はあまり聞かない。)
日本では最近、大麻が脳に害を及ぼすという報告が大阪大学よりあった。
http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2016/20160630_1
大麻の成分であるカンナビノイドが、若いマウスの大脳皮質の大脳皮質神経回路の形成を阻害するというものである。これはこれで立派な学術研究だと思うのだが、薬害を議論する観点からは、同時に若いマウスの頭脳における、ニコチンやカフェインやアルコールの害毒もぜひ知りたい気がする。
大麻取締法は終戦後にGHQの指示で作られたものであり、その薬害については立法の以前も以後においても医学的な検証は全くなされていないようである。欧州ではハーブとまで言われている大麻を麻薬や覚せい剤と同列に位置付け、人々を処罰するのは行き過ぎではないかと思われる。大麻の害毒・薬効の医学的検証を早急に行いつつ、法律の緩和(少なくとも医療目的の場合は許可する)を検討すべきであると思う。
冒頭にあげた末期がん患者には、大麻を吸わせて安らかに逝かせてあげたい、と思うのは私だけではないであろう。
(付記1)この記事を見て誤解された方がおられたので、念のため付記しておきますと、大麻(カンナビノイド)は強い害毒のある覚せい剤(メタンフェタミンなど)とは全く異なるものです。大麻と覚せい剤とを混同されないようにお願いします。
(付記2)欧米では大麻の薬効が確認され末期がん患者の精神的緩和が認められています。せめて、研究用と医療用の大麻は許可すべきだと思います。

by sakuraimac
| 2016-11-25 14:15
| 社会
|
Comments(2)
初詣に富岡八幡宮へ行ったら、大麻を売っていました。
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神宮大麻(お神札)のことですね(笑)。

