2021年 02月 01日
卓球 |
4年前に横浜市主催の卓球教室に通い始めた。市民体育館のトレーニングジムに通っていた際に、卓球教室で高齢者が打ち合っているのを見て楽しそうだなと思ったのがきっかけである。
教室は抽選で当たった生徒の数が100名くらいで、レベル毎にグループに分けて各々先生が一人つく。生徒は高齢者が多く初心者から選手レベルまで様々。先生は元卓球部の選手だったらしい中年女性の方々。
自分は中学時代に卓球を少しばかりやっていた記憶があるので、中級クラスくらいには入れるかと思ったのだが、クラス分けのテストの際に空振りを連発して初心者クラスへ入れられてしまった。卓球をやっていたと言っても50年以上前の話だし、ラケットもペンホルダーからシェークハンドに代わっているので、仕方もないところか。まずは初心に戻ってやり直そうと思ったのだが、本当の初心者を相手に球を打ち合っていると全く練習にならない。自分より少し上手い人とやるのが上達にはよいのだが、初心者クラスでは難しい。先生と打つ時間になると一生懸命アピールして、何とか上のクラスに上げてもらった。
そうこうしているうちに、2年後に所沢に引っ越すことになった。所沢市では市の卓球教室は無いので、地域のグループを色々調べて、鶴亀卓球会という同好会を見つけて入会した。メンバーは男性10名、女性6名で、年齢は70代が一番多い。集まりは水曜日と金曜日の週二回で各2時間。腕前は下のほうだが何とか皆にはついてはいけるレベルなので、上位の人にアドバイスをもらいながら何とか続いている。
練習していて気がついたのだが、人によって得意な型が二つあるということである。ひとつは台にくっついてボールを打つもの、いわゆる前陣速攻型、もうひとつは台から下がって打ついわゆるドライブ主戦型。前陣速攻型は最近卓球を始めた人に、ドライブ主戦型は古くから卓球をやっている人に多いようだ。両方できるのが良いのだが始めたときの影響で得意な型が決まってしまうようだ。自分の場合は台にくっついてやる前陣速攻型のほうが楽である。
2020/1/17の卓球全日本選手権決勝で石川佳純が伊藤美誠をゲームカウント4-3で破り、5度目の優勝を飾った。石川佳純は27歳、全盛期を過ぎた年齢かと思われるが、驚異的なねばりで鋭い伊藤美誠の攻撃を振り切った。伊藤美誠は前陣速攻型、石川佳純はドライブ主戦型である。
前陣速攻型のほうが有利のようにも見えるのだが、ボールがバンドした直後のまだスピードのある状態で打たねばならないので動体視力と反射神経が必要となる。一方ドライブ主戦型はスピードの落ちたボールをゆっくり打つのでゆとりがあるが、球の威力を増すためにしっかりと体全体でスイングしなければならない。また広角にくる球を拾うために走り回る運動量が必要となる。実際には両方が混在しているケースも多いようだ。
卓球は、ハイレベルの試合を除けば、テニスやサッカーなどと違って運動量が少なく力もいらないので、高齢者にも向いたスポーツである。高齢者のスポーツといえばゴルフもあるが、ゴルフはお金がかかるのが難点である。
最後に、スポーツ競技人口を総務省が調査した結果を付記しておく。球技ではゴルフ、野球についで、卓球が多い。
1位:ウォーキング、軽い体操(4,682万人)
2位:器具でのトレーニング(1,667万人)
3位:ボウリング(1,433万人)
4位:ジョギング・マラソン(1,366万人)
5位:水泳(1,243万人)
6位:登山・ハイキング(1,134万人)
7位:釣り(981万人)
8位:サイクリング(893万人)
9位:ゴルフ(890万人)
10位:野球(814万人)
11位:卓球(766万人)
12位:バドミントン(756万人)
13位:サッカー(814万人)
14位:その他(718万人)
15位:スキー・スノボード(609万人)
16位:テニス(563万人)
17位:バレーボール(514万人)
18位:バスケットボール(486万人)
19位:ソフトボール(302万人)
20位:ゲートボール(83万人)
by sakuraimac
| 2021-02-01 12:11
| スポーツ
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