2022年 06月 21日
蹴上がり |
中学生の頃の思い出である。
中学校の体育の鉄棒の授業で「蹴上がり」というものがある。学校で教わる鉄棒の技の中ではたぶん最も難しいものであったと思う。
蹴上がりの様子の動画の一例を載せる。
https://www.youtube.com/watch?v=bZCsvCZHfyA&ab_channel=月陸ちゃんねる
体育の先生は、「蹴上がりを各自自主練習せよ。1ケ月後に試験を行う。」と宣言した。バスケットボールやサッカーが得意の運動神経の発達した連中は、皆イヤな顔をして嫌いな鉄棒を睨んでいた。
中学校の体育の鉄棒の授業で「蹴上がり」というものがある。学校で教わる鉄棒の技の中ではたぶん最も難しいものであったと思う。
蹴上がりの様子の動画の一例を載せる。
https://www.youtube.com/watch?v=bZCsvCZHfyA&ab_channel=月陸ちゃんねる
体育の先生は、「蹴上がりを各自自主練習せよ。1ケ月後に試験を行う。」と宣言した。バスケットボールやサッカーが得意の運動神経の発達した連中は、皆イヤな顔をして嫌いな鉄棒を睨んでいた。
私はといえば、運動神経はからきしだめで、体育の成績はいつも2か3だったのだが、そのときこれはチャンスだと思った。それから、毎放課後グランドの隅の鉄棒にぶらさがって練習を始めた。嫌いな鉄棒の自主練習をする生徒はほとんどいなかった。最初はどのタイミングでどこに力を入れればよいのか全く分からなかったが2週間目くらいからコツが掴めてきた。3週目になると足のつかない高い鉄棒に挑戦した。これは腹筋で足先を鉄棒まで上げねばならないのでなかなか難しい。4週目になると高い鉄棒でも何とかできるようになった。我ながら1日もかかさず一人で考えながら練習をしたのは自分をほめてやりたい思いである。
「蹴上がり」の試験の当日が来た。皆低い鉄棒で挑戦するのだが失敗、私の前で成功したのは驚くべきことにゼロ。私の番がきたので先生にことわって足の届かない高い鉄棒に移る。皆のオーツという声が聞こえる。体を揺らしながら、ここぞというところで足を引き上げる、その足を土台にして上体を起こす。大成功だった。私の後ろの番の生徒は低い鉄棒で皆成功はゼロ。結局、「蹴上がり」が高い鉄棒でできたのはクラスで私1人のみ。何であいつができるんだと、皆が首をかしげていたようだ。この快挙に応じて、期末の通信簿では、体育は5であった。生まれて初めて取った体育5の成績が嬉しくてならなかった。
親に通信簿を見せたら、4に下がった数学の成績ばかりを気にして、体育5には全く関心を持たない。子供の人生における大金星を評価しないとは、何と愚かな親だろうと内心あきれた。自分は運動神経はからきしダメで、とくに野球、サッカー、バスケットなどの球技は苦手であった。団体球技というのは下手だとボールが回ってこないので、練習する機会がなく上達できるチャンスがほとんどない。その点個人競技は自分で好きなだけ練習ができるので下手な人間にもチャンスがある。体操、陸上、スキー、ゴルフなどがそうであろう。
親に通信簿を見せたら、4に下がった数学の成績ばかりを気にして、体育5には全く関心を持たない。子供の人生における大金星を評価しないとは、何と愚かな親だろうと内心あきれた。自分は運動神経はからきしダメで、とくに野球、サッカー、バスケットなどの球技は苦手であった。団体球技というのは下手だとボールが回ってこないので、練習する機会がなく上達できるチャンスがほとんどない。その点個人競技は自分で好きなだけ練習ができるので下手な人間にもチャンスがある。体操、陸上、スキー、ゴルフなどがそうであろう。
ところで、体操で活躍された内村航平さんが引退会見で、一番印象に残っている技は何かと聞かれたとき「蹴上がり」と答えたそうである。大車輪ではないのかと少し驚いた。蹴上がりは高度な鉄棒の技の基礎となるものらしい。
by sakuraimac
| 2022-06-21 16:41
| スポーツ
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